院長あいさつ

現代は医療の進歩により出産は安全といわれる時代になりました。しかし10か月以上におよび妊娠期間と出産、そして子育てにかかる母体の負担は今も昔も変わりません。女性が一生の中で最もカラダに負担がかかり想像以上に体質が変化する時期、それが産前産後なのです。そして子育てが落ち着いてきた方々からよく伺うこと、それは「振り返ってみると産後をきっかけに体質や体力が落ちてきた」というお話です。

ワコー雪谷整体院はこのようなご意見をもとに、開院初期から十数年、産前産後のカラダと向き合いそのケアの必要性を伝え続けてきました。そして近年、社会的にも重要性が認知され、より積極的に産後のケアや体操を取り入れる方々や受け入れるお店が増えました、とても喜ばしいことです。まだ産後ケアに公的な補助がでる産後先進国フランスには遠く及びませんが、日本でも厚生労働省が、限定的ではありますが妊娠・出産包括支援モデル事業を実施しています。しかし全国的に具体的な助成やサービスが開始されるには時間がかかりそうなのが現状です。

今まさに妊娠中、出産、そして育児に奔走する方々には、残念ながら待っている時間はありません。ワコー雪谷整体院では、今後も一人でも多く、産前産後の方々のカラダをケアし、肉体的にも精神的にもストレスがかかる反面、多くの喜びや幸せを感じられる子育ての時期をより明るく前向きに過ごしていただけるよう、からだの専門家として全力でお手伝いしていきたいと考えています。